昨今、和歌山県においてがんは死亡原因の第一位で、全体の約2割を占めています。これは田辺圏域(田辺市、みなべ町、白浜町、上富田町、すさみ町)においても同様で、特に高齢化が顕著な当圏域においては、がんの罹患率及び死亡率の低下は大きな課題のひとつともいえます。
がんは遺伝によるものもあり、“毎日の健康管理”だけでは防ぎきれないこともあります。よって、がんリスクが高くなる年齢になると“定期的ながん検診”の受診により、健康状態をチェックしていただき、その結果“要精検”となった方は、本当にそれががんの兆しなのか否か、医療機関で確認してもらうことが重要です。がんは早期発見されれば、治癒する可能性が高くなります。そのため、定期的ながん検診の受診はとても大切です。
◆働いている方ががん検診を受ける方法は2つ
従事者様への実施義務のある健康診断とは異なり、がん検診は福利厚生の一環で、必ずしも事業主様が従事者様に受けさせる必要はありません。職場で検診を受ける機会がない場合は、事業主様・従事者様ともに“お住まいの市町村が実施するがん検診”を受けることができます。
人生100年時代。昔よりも長く働くことが必要で、永く健康な身体でいることが求められます。事業主様、従事者様ともに健康で永く、気持ちよく働いていただくために、がん検診をぜひ受診ください。
従事者様のがん検診受診に際しては、事業主様からの周知及び後押し、また受診に係る休暇等についてもご配慮をお願いいたします。
※田辺圏域の各市町のがん検診については、別紙チラシのQRコードからご確認ください。
(※健診項目により対象年齢や費用が異なります。)